開発NGOとパートナーシップ―南の自立と北の役割
本, 下澤 嶽
開発NGOとパートナーシップ―南の自立と北の役割 は 下澤 嶽 によって作成されました 各コピー0で販売されました. Le livre publié par コモンズ (2007/8/1). Il contient 181ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 5 des lecteurs 1. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
平均的な顧客フィードバック : 5 5つ星のうち(1人の読者)
ファイルサイズ : 19.84 MB
開発NGOとパートナーシップ―南の自立と北の役割本ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 途上国と先進国のNGOが対等な関係を築くためにはどうすればいいのか。長年の現場での活動経験から、南のNGOの自立への道と北のNGOの役割を探る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 下澤/嶽 1958年愛知県豊橋市生まれ。1981年愛知大学法経学部経済学科卒業。2005年一橋大学大学院社会学修士課程修了。大学卒業後、1981年から英国のCSVの長期ボランティアに1年間参加。帰国後は日本青年奉仕協会、世田谷ボランティア協会を経て、88年から93年まで(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会の駐在としてバングラデシュへ。98年に同会事務局長。2002年7月に退職。現在、(特活)国際協力NGOセンター事務局長。平和構築NGOジュマ・ネット代表。法政大学非常勤講師。一橋大学大学院社会学専攻博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)開発NGOとパートナーシップ―南の自立と北の役割を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
ファイルサイズ : 19.84 MB
開発NGOとパートナーシップ―南の自立と北の役割本ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 途上国と先進国のNGOが対等な関係を築くためにはどうすればいいのか。長年の現場での活動経験から、南のNGOの自立への道と北のNGOの役割を探る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 下澤/嶽 1958年愛知県豊橋市生まれ。1981年愛知大学法経学部経済学科卒業。2005年一橋大学大学院社会学修士課程修了。大学卒業後、1981年から英国のCSVの長期ボランティアに1年間参加。帰国後は日本青年奉仕協会、世田谷ボランティア協会を経て、88年から93年まで(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会の駐在としてバングラデシュへ。98年に同会事務局長。2002年7月に退職。現在、(特活)国際協力NGOセンター事務局長。平和構築NGOジュマ・ネット代表。法政大学非常勤講師。一橋大学大学院社会学専攻博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)開発NGOとパートナーシップ―南の自立と北の役割を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本書は、「先進国(=北)」のNGOと「開発途上国(=南)」の NGOとの関係を主題として取り上げた本である。日本では未だに、NGOによる開発援助と言うと、「日本人が途上国の現場で汗を流す」といったイメージで語られる。しかし実際には「現場で汗を流す」仕事は南のNGOによって担われ、北のNGOは資金提供をもっぱら担当していることが多い。「パートナーシップ」という言葉で表現されるこの関係は、実は南のNGOの、北のNGOに対する依存を生みやすい構造的な問題を抱えている。著者は、この問題の解決策として、南のNGOが自己資金を獲得できるようになれば、北のNGOへの依存から脱却するだけでなく、自国の市民社会から支えられるNGO本来の姿に近づくことになると主張する。その上で、北のNGOは、南のNGOに開発事業の資金を提供するよりも、民族対立の解決や平和の構築のように、国家の機能を超える役割を果たすべきではないかと問いかけている。従来取り上げられることの少ない地味な、しかし重要なテーマに取り組んだ著者の姿勢は評価できる。だがもう一歩踏み込みが弱いと感じられる点もある。最大の弱点は、南のNGOによる自己資金獲得の重要性を一貫して主張していながら、それに対して北のNGOがどのように支援すべきかについて、考察がほとんどなされていないことだ。著者は前職でシャプラニール事務局長として、SOUPというネパールのNGOの自己資金獲得を支援する立場にあった。その経験から得た学びを読者と共有することも可能と思われるのだが、最終章に至って、この主題は脇に退けられ、唐突に「民族対立」や「平和構築」の問題が取り上げられる。従来の開発事業は南のNGOに任せ、北のNGOは別の課題に取り組むべきだ、というのが著者の主張なのかもしれないが、論理に飛躍があるように思える。とは言え、南北NGOの関係について正面から取り組んだ著作は他に類書が無く、NGO関係者にとって、本書は必読書と言えるだろう。
によって 下澤 嶽
5つ星のうち (1 人の読者)
0コメント